科研費(文科省・学振)獲得実績 - 野澤 智
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高密度天体における量子輸送現象の研究
2009年04月 - 2012年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
白色矮星や中性子星、超新星前段階星、高密度降着円盤などの高密度天体における量子輸送現象(電気伝導、熱伝導、粘性輸送など)について、最新の精密観測に即応した高精度計算を行い、高密度天体の精密モデルの貢献し、あわせて、基礎理論のさらなる発展をうながすことを目的とする。
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銀河団における相対論的スニャエフ・ゼルドビッチ効果の研究
2004年04月 - 2008年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
宇宙背景放射(CMB)光子が銀河団中の電子プラズマと逆コンプトン散乱することによって、そのプランク分布に歪みが生ずる現象をスニャエフ・ゼルビッチ効果(SZ効果)という。筆者らは、SZ効果について過去6年間にわたり、世界をリードする研究を行ってきている。本研究では、より高精度の計算を行う。
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銀河団中の高温プラズマにおける熱制動輻射過程の研究
2003年04月 - 2006年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
銀河団中には非常に多くの電子およびイオンがプラズマ状態として存在している。本研究では、銀河団中における高温プラズマの諸性質を理論的に考察する。特に、前回までの研究を拡張し、銀河団から放出されるX線の発生メカニズムの一つである電子-電子による熱制動輻射過程についての研究を行う。
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銀河団における相対論的スニャエフ・ゼルドビッチ効果の研究
2001年04月 - 2004年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
宇宙背景放射(CMB)光子が銀河団中の電子プラズマと逆コンプトン散乱することによって、そのプランク分布に歪みが生ずる現象をスニャエフ・ゼルビッチ効果(SZ効果)という。本研究では、筆者らがこれまで行ってきた研究をさらに拡張する。特に、SZ効果に対する多重散乱の効果を求める。
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銀河団中の高温プラズマにおける輻射過程の研究
1998年04月 - 2001年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
銀河団中には非常に多くの電子およびイオンがプラズマ状態として存在している。銀河団から放出されるX線の発生メカニズムとして、これらの高温プラズマ中における電子-イオンによる熱制動輻射過程および電子-電子による熱制動輻射過程が知られている。本研究では、銀河団中における高温プラズマの諸性質を理論的に考察することが目的である。
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宇宙物理学におけるニュートリノ過程の研究
1994年04月 - 1997年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
本研究は、恒星内部におけるニュートリノ過程に関する理論的な研究を行うことが目的である。特に、ニュートリノ過程におけるエネルギー損失率について、種々のニュートリノ過程を考慮した詳細な計算を行う。
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少数多体系におけるパイ中間子光生成に関する研究
1994年04月 - 1996年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
2核子系または3核子系におけるパイ中間子の光生成に関する理論的研究を行うことが本研究の目的である。特に、3He原子核におけるパイ中間子の電子生成反応についての計算を行う。