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理学部 教養 |
職名 |
教授(転出・退職) |
外部リンク |
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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東京都立大学 理学研究科 応用物理 博士課程 修了
- 1981年03月
国名:日本国
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東京都立大学 理学研究科 応用物理学 修士課程 修了
- 1978年03月
国名:日本国
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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城西大学 理学部 教授
2017年04月 - 現在
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城西大学 理学部 准教授
2007年04月 - 2017年03月
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城西大学 理学部 助教授
1988年04月 - 2007年03月
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城西大学 理学部 講師
1983年04月 - 1988年03月
学外略歴 【 表示 / 非表示 】
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高エネルギー物理学研究所 講師
1996年05月 - 1997年03月
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Kaiserslautern大学 理学部 博士後研究員
1981年04月 - 1983年03月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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日本物理学会
1976年09月 - 現在
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原子衝突学会
2002年04月 - 現在
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アメリカ物理学会 ( American Physical Society )
2008年10月 - 現在
研究経歴 【 表示 / 非表示 】
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イオン-原子衝突
その他の研究制度
研究期間: 1983年04月 - 現在
低エネルギー領域でイオン-原子衝突研究のための実験装置の開発を含めた実験研究.
電子移行過程の機構解明を目指している
論文 【 表示 / 非表示 】
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Transfer Excitation Processes Observed in N3+–He and O3+–Ne Systems at Elab = 33 eV 査読あり
Yoh Itoh
Journal of the Physical Society of Japan 85 ( 9 ) 094301-1 - 094301-7 2016年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本物理学会
We measured the state-selective DCSs in the N3+–He and O3+–He collision systems at Elab = 33 eV. Only the transfer excitation processes were observed. A classical trajectory analysis within the two-state approximation based on the ab initio potentials for (NHe)3+ revealed that the transfer excitation of the two-electron process takes place through a single crossing of the potentials relevant to the reaction.
その他リンク: http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-JPSJ.85.094301
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State-Selective Differential Cross Section Measurements for the One-Electron Capture Processin C3+–He and C3+–Ne Systems at Elab = 33 eV 査読あり
Yoh Itoh
Journal of the Physical Society of Japan 84 064301-1 - 064301-6 2015年05月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本物理学会
Using a crossed-beam apparatus, we measured the relative state-selective differential cross sections (DCSs) for the following reactions: C3+ (1s2 2s 2S) + He (1s2 1S) → C2+ (1s2 2s2p 1P) + He+ (1s 2S) + 10.6 eV and C3+ (1s2 2s 2S) + Ne (2p6 1S) → C2+ (1s2 2p2 1D) + Ne+ (2p5 2P) + 8.2 eV.
その他リンク: http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-JPSJ.84.064301
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Forward Glory Effect Observed in Differential Cross Sections for the One-Electron Capture Process in Ne4+–He System at Ecm = 6.3 eV 査読あり
Yoh Itoh
Journal of the Physical Society of Japan 83 075001-1 - 075001-2 2014年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
we report relative state-selective DCS for the one-electron capture process in Ne4+–He at Elab = 38 eV (Ecm = 6.3 eV), and studied the origin of the forward peak observed.
その他リンク: http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-JPSJ.83.075001
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Measurements and Phase-Shift Analysis of the Differential Cross Sections for the Elastic Scattering in C2+ – He System at Ecm = 2.8 eV 査読あり
Yoh ITOH
Journal of the Physical Society of Japan 81 065002-1 - 065002-2 2012年05月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
その他リンク: http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-JPSJ.81.065002
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The forward glory effect in the differential cross sections measured below Elab = 50 eV for the one-electron capture process in N5+ – He collisions 査読あり
Yoh Itoh
Journal of Physics B: Atomic, Molecular and Optical Physics 44 1 - 8 2011年08月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
O5+ - He 系での一電子移行過程の微分断面積に比較しN5+ - He 系では0°方向に大きな値を持つ事を見いだした.これは相互作用ポテンシャルに存在する引力項の影響であり,いわゆるglory 散乱である事と結論づけた.
DOI: 10.1088/0953-4075/44/17/175202
その他リンク: http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-09534075-44-175202
MISC 【 表示 / 非表示 】
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重い原子イオンの光電離と巨大共鳴
佐野 睦,伊藤 陽,小泉 哲夫
日本物理学会誌 53 ( 4 ) 278 - 282 1997年03月
担当区分:第二著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ) 出版者・発行元:日本物理学会
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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電荷移行反応におけるFraunhofer回折の測定可能性
伊藤 陽
原子衝突学会第38回年会 原子衝突学会
開催年月日: 2013年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:埼玉・和光市 理化学研究所
電荷移行反応微分断面積測定において,粒子の波動性を最も顕著に表すヤングの2重スリットによる干渉実験に相当する測定が可能か否かを議論した.
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Ne4+-He衝突における一電子移行反応の二重微分断面積測定
伊藤 陽
日本物理学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新潟大学
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N5+,O5+-He衝突における一電子移行反応の二重微分断面積測定
伊藤 陽
日本物理学会
開催年月日: 2010年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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C2+ - He系での弾性散乱微分断面積の解析
伊藤 陽, 大槻 一雅
日本物理学会
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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STATE-SELECTED DIFFERENTIAL CROSS SECTION MEASUREMENTS FOR THE ONE-ELECTON CAPTURE PROCESSES IN THE F4+ - He, Ne, Ar SYSTEMS AT Elab = 45 eV 国際会議
Yoh Itoh, Kazumasa Ohtsuki
第14回 多価イオンの物理に関する国際会議
開催年月日: 2008年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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弾性散乱微分断面積測定による多価イオンと原子の相互作用ポテンシャルの決定
2005年04月 - 2008年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
電子ビームイオン源(EBIS)により生成した多価イオンを標的原子線と交差させ,弾性散乱および電荷移行反応の微分断面積を測定した.EBISの性能を改良した後に,C,N,O,F,Ne等の1〜5価イオンを入射イオンとし,He,Ne,Arを標的として実験室系のエネルギー10〜50eV程度で系統的に測定を行った.得られた実験結果について,非経験的量子論計算結果を用いた計算を行い,それらの比較から相互作用ポテンシャルの決定を試みた. 本研究では等核系列・等電子系列で実験結果を整理し,相互作用ポテンシャルの電子数依存性などについての一般的な知見を得る事を目指したが,今回行った衝突系では,イオンの価数の変化により非常に強い個性を示す事が分かり,衝突系毎の詳細解析が必要となった.
C2+,F2+ - He系では電荷移行反応断面積が非常に小さく,弾性散乱のみが観察された.理論計算で求められたポテンシャルを適当な関数で表し,古典軌道計算・量子論的計算を行い,実験的に求められた微分断面積と比較した所,非常に良い一致が見られ基底状態のポテンシャルを決定できた.しかし,N2+,O2+ - He系では電荷移行反応断面積が大きく,弾性散乱微分断面積にもその影響が強く現れ,弾性散乱、反応両面から解析を行う必要性が認識された.
また,N3+,O3+等の衝突では入射イオン中での電子再配置を伴う2電子性電荷移行反応のみが強く起きる事が分かり,低エネルギー衝突の特徴的な性格が判明しつつある. -
10eV領域での多価イオンの関与する電荷移行反応の微分断面積測定
1996年04月 - 1999年03月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
低エネルギ-衝突での電荷移行反応は,空間に局在した相互作用ポテンシャル交差点近傍で起こることが知られており,ポテンシャル交差点近傍での非断熱遷移研究を行うのに適した系である.10eV程度の衝突エネルギ-領域で,多価イオンを含む衝突系での電荷移行反応について,反応確率の初期状態・終状態依存性,および,衝突径数依存性を調べるために交叉ビ-ム法を用いた装置に改良・性能強化を行い,測定を開始した. 交叉ビ-ム衝突実験装置は,電子ビ-ム型イオン源・質量選別器(Wien-filter)・イオンエネルギ-選別器・超音速ノズルビ-ム・イオン検出器によって構成されている.本実験装置において用いる事の出来る多価イオンビ-ム強度は,エネルギ-選別・発散角度を±0.5゜以下に抑えているため 10-12 A 程度である.微弱な散乱生成物を効率よく検出するために,位置敏感型イオン検出器を装着したエネルギ-分析器を製作し用いた.この分析器は雑音を極力避けるために,厳重な遮蔽を施した.また,位置情報を演算・格納するための新たな計測器・制御ソフトウェアも開発した. これらを準備した後に,衝突系O2++Heについて,重心系エネルギ-10eV程度の領域で生成したO+イオンの運動エネルギ-分布を0-5゜の散乱角度で測定した.その結果,このエネルギ-領域・散乱角度領域では,可能ないくつかの反応経路の中でO2+ (3P) + He → O+(2P) + He+ + 5.6e V のみが起こることが確認された.このことは,やや高いエネルギ-領域で測定されていた結果とも良く一致し,従来測定が困難とされたエネルギ-領域でも,この交叉ビ-ム衝突実験装置の測定能力が十分であることが判明し,新たな局面での測定が可能となった.
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多次元コインシデンス法を用いた電子・He衝突における放出電子角度相関の測定
1996年04月 - 1998年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
本研究の目的は(i)多次元コインシデンス計測システムを完成し、多次元コインシデンス法を用いた実験手法を確立するとともに、(ii)その威力を検証する目的で2個の位置有感型検出器を用いて、しきい値近傍での電子衝撃によるヘリウム原子のイオン化過程 e + He -->He+ + e1 + e2で生成される2個の放出電子e1とe2を、多次元コインシデンス法を用いて測定し、Wannier理論の検証を行うことより原子の電子衝突によるイオン化過程の機構解明に貢献することである。
実験計画は多岐にわたり、一方でコンピュータ利用技術の急速な発展をにらみながら、計測システムを開発し、他方で実験装置の建設と測定、デ-タの解析、考察を行わなければならなかった。計画が欲張りすぎたものであったこともあって、計画すべてを期間内に達成することは出来なかったが、目的の主たる要素を占めていた次世代多次元コインシデンス計測システムの開発を完成させ、評価実験のための実験装置を建設し、これらを元に実験を開始した。実験デ-タの解析を行った結果、位置敏感型検出器を用いたコインシデンス測定には成功したものの、現時点では目的とする放出電子の角度相関に関する情報を得るためには、アクシデンタル・コインシデンスの除去などさらなる実験装置の改良が必要であることが分かった。実験装置の改良を進め、実験デ-タの解析法なども改良しながら今後さらにデ-タを蓄積して、本格的な測定に進みたい。
なお、多次元コインシデンスデ-タ収集システムについては、ユ-ザ-インタ-フェ-スなど使い易さの部分で未だ改良の余地を残すものの、基本システムは完成したので今後この種の実験を計画している研究グル-プへ本研究の成果を提供できるレベルまで到達することが出来た。 -
希ガス多価イオンの光電離
1995年04月 - 1996年03月
科学研究費補助金 重点領域研究
新たに製作した電子衝撃型イオン源を光-イオンビ-ム合流装置に接続し,放射光を用いてXe+,Xe2+標的の4d電子イオン化領域 (100eV領域)での光電離過程を測定した.Xe+標的の光電離断面積には,
(i)75eV以下の線スペクトル,
(ii)75-87eVにかけての肩,
(iii)100eV付近の幅の広いピ-ク,
が観測され,これらの特徴をmulticonfiguration Dirac-Fock計算コ-ドを用いて解析した.
その結果,(i)は4d-->5p,6p,7p遷移が主であり,断面積は小さいもののに中性Xe では観測されていない4d-->4f遷移もあることが判明した.これは,外殻の5p電子個数の減少により原子核電荷の遮蔽の程度のわずかな変化の結果,Xe+の4f電子がcollapseし始めたことによるものと解釈された.
また,(ii)は中性Xeでも観測された4d->εfの巨大共鳴と考えられた.今回の測定で最も興味深いのは,特徴(iii)である.計算結果より,このエネルギ-幅の広い構は,4d95s25p44f np(n=6,7)といった配置を終状態とする二電子励起状態に対応するものであることが結論づけられた.これは,外殻電子数の減少と,5p電子の励起による有効核電荷の増加により,4f電子が強くcollapseしたためである. Xe2+標的については,まだ統計精度の悪い結果しか得られていないが,80-90eVの領域に幾本かの線スペクトルが見られた.これは,Xe2+においてはnf電子はすでにcollapseしているために生ずる4d-->nf遷移に対応するものと考えられよう. 本研究に於いて,イオン標的の光電離過程を等核系列で比較することから,イオン価数変化によるその終状態の大きな変化を明らかにすることができた. -
10eV領域での電荷移行反応の微分断面積測定
1994年04月 - 1996年03月
科学研究費補助金 一般研究(C)
1.実験装置 既存の交叉ビ-ム法を用いたイオン衝突装置に,小型電子ビ-ム型イオン源(EBIS)を新たに製作・設置し,低エネルギ-領域(10eV)における一電子移行過程の微分断面積測定を開始した.製作したEBISは,電子収束用の磁場内に置かれた電子銃・イオン化領域・イオン引出し部・イオン輸送系から構成されており、これらは到達真空度2×10-10Torr以下の超高真空槽内に配置されている.これにより,C,N,Oについては1〜5価イオンが,またArについては1〜9価イオンがこれまでの所得られている.質量分析した後のイオン強度は,O2+,O3+については0.1nA程度であったが,エネルギ-選別・コリメ-トし,更に10eV領域まで減速すると,実験に用いることのできるビ-ム強度は1pA程度まで減少してしまう.しかしこの強度は,同種の実験に於いて使われてきた加速器を用いた反跳イオン源によって生成されるビ-ムの強度と同程度かそれ以上であり,低エネルギ-多価イオン衝突実験が小規模の施設でも可能となったことの実験的な意義は大きい.
2.測定結果 EBISにより生成されたO2+イオンを用いO2+-He系での一電子移行過程の微分断面積を Ecm=10eVで測定した.従来型のイオン検出器を用いての測定であったため,測定されたO+の角度分布に構造は見られたものの統計精度が十分でなく,理論計算との詳細な比較はできていない.検出効率を向上させた位置敏感型検出器を用いることが決定的に重要であることがわかり,その設計に着手した.
担当授業科目 【 表示 / 非表示 】
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物理学Ⅱ
2015年09月 - 現在
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エネルギーの物理
2000年04月 - 現在
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物理学
2000年04月 - 現在
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物理学
2000年04月 - 現在
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光と原子
2000年04月 - 現在
その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示 】
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デモンストレーション実験を取り入れた講義
2000年04月 - 現在
文字や画像情報を用いた講義だけでは,実際の物質の挙動は理解しづらい.また科学の基礎となる実体験が少ない学生向けの自然科学導入教育では,光・熱・力学・電気関連の講義の中でデモンストレーション実験を導入しながら講義を続けている.
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回路製作を取り入れた論理回路入門の講義
2000年04月 - 現在
理学部2年生向けに,トランジスタ・IC を用いた単純な回路を製作しつつ,AND・OR・NOT の意味をより深く理解させる講義を続けている.そして,それらの組み合わせで足し算回路なども独自に組み上げることができるよう指導を続けている.
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物理学実験(学生実習)テーマの開発
1993年04月 - 現在
理学部化学科2年生向けの実習課題として,
(1)空気中と物質中での光速測定
(2)デジタルカメラを用いた電子線回折実験
など現代的課題に応じたテーマを独自開発し,実行している.
社会貢献活動 【 表示 / 非表示 】
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新座市少年少女発明クラブ 講師
2010年08月
磁石を応用した工作(モーター,スピーカーの製作)
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新座市西堀新堀コミセン主催 おもしろ理科教室 講師
2010年08月
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新座市西堀新堀コミセン主催 おもしろ理科教室 講師
2009年08月
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新座市少年少女発明クラブ 講師
2009年08月
偏光万華鏡の製作
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新座市西堀新堀コミセン主催 おもしろ理科教室 講師
2008年08月
学内活動 【 表示 / 非表示 】
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2017年04月 - 現在 生涯教育センター運営委員 (全学委員会)
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2010年04月 - 現在 機関リポジトリJURA運営委員 (全学委員会)
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2010年04月 - 現在 図書館選書委員 (全学委員会)