Books and Other Publications - TSUCHIYA Masaomi
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Cultural Heritage in Japan and Italy Perspectives for Tourism and Community Development
( Role: Joint author)
2024.04
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自治体文化行政レッスン55
小林 真理 , 鬼木 和浩, 土屋 正臣, 中村 美帆 ( Role: Joint author)
美学出版 2022.02 ( ISBN:978-4-902078-70-1 )
Language:Japanese Book type:Textbook, survey, introduction
自治体文化行政に携わる行政職員にとって必要な知識を、現場の疑問に答えるべく基礎から応用までまとめた全自治体必携の書。指定管理者や文化芸術団体等の多様な関係者が、文化行政のリアルを学ぶのにも役立つ一冊。
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法から学ぶ文化政策
小林真理,小島立,土屋正臣,中村美帆( Role: Joint author)
有斐閣 2021.11 ( ISBN:978-4-641-12630-5 )
Language:Japanese Book type:Textbook, survey, introduction
政策のよりよい運営には法の理解が欠かせない。これからの担い手が知るべき文化政策関連法の全体をわかりやすく案内する,画期的なテキスト。具体的な現場の動きから抽象的な理念や枠組みまで,図解とともに丁寧に見通す。文化政策にかかわるすべての人に役立つ1冊。
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新時代のミュージアム:変わる文化政策と新たな期待
河島伸子,小林真理,土屋正臣( Role: Joint author , 第5章 地域に生きるミュージアム──価値提供のあり方,第8章 ミュージアムとまちづくり──長野県茅野市内のミュージアム群)
ミネルヴァ書房 2020.09 ( ISBN:9784623089741 )
Total pages:274 Language:Japanese Book type:Scholarly book
現在、日本には公立・私立あわせて多数のミュージアムがある。ミュージアムの社会的役割や運営の仕方が問い直されるいま、地域社会との関係や来館者への魅力の訴えといった諸課題を取り上げ、これからのあるべき姿を提示する。
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文化政策の現在3 文化政策の展望
小林真理、新藤浩伸、土屋正臣他( Role: Contributor , 第6章「参加と協働のゆくえ-草の根市民参加型発掘調査の文化財保護行政化」)
東京大学出版会 2018.04 ( ISBN:978-4-13-003497-5 )
Language:Japanese Book type:Scholarly book
今日においても自治体史編纂事業は、郷土史家や職業的研究者が執筆者となっている。しかし、過去の事例を紐解くと、市民参加によるフィールドワークから市民の手による自治体史編纂へという系譜が存在した。そこでは反アカデミズムのような運動論的背景をもったものから、次第に地域と向き合う主体として市民が位置付けられていくものへと変化していった。この系譜から地域の歴史の描き手とは誰なのかを問い直したのが本論文である。
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文化政策の現在2 拡張する文化政策
小林真理、新藤浩伸、土屋正臣他( Role: Contributor , 第13章「参加と協働の具現化-市民参加型フィールドワークから博物館建設へ」)
東京大学出版会 2018.03 ( ISBN:978-4-13-003496-8 )
Language:Japanese Book type:Scholarly book
博物館活動における市民の関わりが議論され、実際の現場で積極的に試みられている。だが、それは市民の一部であって、大部分の人々は直接的に博物館活動との関わりを持たない。しかし、市民参加型発掘調査の一つである野尻湖発掘の成果を遺跡地で収蔵・展示し、遺跡地の人々の学びの拠点として設置された野尻湖博物館の事例を分析すると、直接的に博物館活動に関わる人々だけでなく、間接的に博物館活動に関与し、博物館を支える人々の存在が明らかになった。こうした人々の存在に目を配ることで、文化政策における参加や協働の可能性の広がりを捉えることができると論じた。
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文化政策の現在1 文化政策の思想
小林真理、新藤浩伸、土屋正臣他( Role: Contributor , 第11章「文化の民主化、文化デモクラシー」)
東京大学出版会 2018.02 ( ISBN:978-4-13-003495-1 )
Language:Japanese Book type:Scholarly book
市民参加による発掘調査の系譜をたどりつつ、市民参加が過度に抽象化、理想化されてしまい、無批判に人々から称揚されてしまうことの危険性を指摘した。過去にも市民参加による発掘調査への批判が存在したにもかかわらず、こうした声は打ち消され、やがて市民参加という美しい物語だけが前景化していく。このことから市民参加論の問い直しを行った。
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市民参加型調査が文化を変える:野尻湖発掘の文化資源学的考察
土屋正臣( Role: Sole author)
美学出版 2017.05 ( ISBN:978-4-902078-46-6 )
Language:Japanese Book type:Scholarly book
埋蔵文化財行政は、法的位置付けや組織上において、教育行政の中でも社会教育行政と密接な関係にある。しかし、基礎自治体においては、必ずしも社会教育的意義を持って事業が進められているとは言い難い。そこで本論文では、市民参加型発掘調査のひとつである「野尻湖発掘」の分析から発掘調査の持つ社会教育的意義を探るとともに、埋蔵文化財行政の社会教育的側面を問い直した。その結果、発掘調査は参加者の段階的な学びと<知>の創出の場であること、そして新たな地域の文化を生み出す装置として機能することを明らかにした。