加園 恵三 (カソノ ケイゾウ)

KASONO Keizo

写真a

職名

教授

生年

1955年

研究室住所

埼玉県坂戸市けやき台1-1 城西大学薬学部 薬学科 生理学講座

研究分野・キーワード

生活習慣病

メールアドレス

メールアドレス

研究室電話

049-271-7025

研究室FAX

049-271-7025

出身大学 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1983年03月

    信州大学   医学部   医学科   卒業

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 1996年02月
    -
    1998年08月

    米国アラバマ州立大学   ポストドクトラル研究員

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東京女子医科大学 -  博士(医学)

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年02月
    -
    継続中

    城西大学   薬学部   教授  

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  • 2015年09月
    -
    継続中
     

    日本体力医学会

  • 2014年09月
    -
    継続中
     

    ランニング学会

  • 2006年04月
    -
    継続中
     

    日本病態栄養学会

  • 2005年04月
    -
    継続中
     

    日本栄養改善学会

  • 2004年04月
    -
    継続中
     

    日本臨床栄養学会

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取得資格 【 表示 / 非表示

  • 医師

研修受講歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年10月
     
     

    緩和ケア研修会

 

学位論文 【 表示 / 非表示

  • ヒト癌細胞における副甲状腺ホルモン関連蛋白の産生とその調節

    加園恵三

    東京女子医科大学雑誌  61 ( 8 ) 611 - 618   1991年10月  [査読有り]

    学位論文(その他)   単著

論文 【 表示 / 非表示

  • Eicosapentaenoic acid ethyl ester improves endothelial dysfunction in type 2 diabetic mice

    Yasuhiko takenouchi, Kazuo Ohtake, Koji Nobe, Keizo Kasono

    Lipids in Health and Disease ( BMC )  17 ( 18 ) 1 - 7   2018年05月  [査読有り]

    共著

    DOI

  • 非筋細胞収縮およびその細胞内情報伝達系評価のためのコラーゲンファイバー法の有用性

    野部浩司, 野部裕美, 加園恵三

    昭和学士会雑誌 ( 昭和大学 )  77 ( 4 ) 385 - 396   2017年08月  [査読有り]

    共著

  • 大学男子駅伝選手の常圧下低酸素環境を利用したトレーニングにおける魚油製剤摂取の効果

    櫛部 静二, 小林 悟, 竹之内 康広, 金 賢珠, 新井 尚之, 野部 浩司, 大竹 一男, 白幡 晶, 加園 恵三

    脂質栄養学 ( 日本脂質栄養学会 )  25 ( 1 ) 61 - 74   2016年04月  [査読有り]

    共著

  • Two types of overcontraction are involved in intrarenal artery dysfunction in type II diabetic mouse

    1. Koji Nobe, Yasuhiro Takenouchi, Keizo Kasono, Terumasa Hashimoto, Kazuo Honda

    The Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics   351 ( 1 ) 77 - 86   2014年08月  [査読有り]

    共著

    DOI

  • 推定方法の違いによる在宅の脊髄損傷者の推定エネルギー必要量についての検討

    3. 稲山貴代, 横瀬道絵, 角田伸代, 内山久子, 佐久間 肇, 樋口幸治, 岡 純, 加園恵三

    栄養学会雑誌 ( The Japanese Society of Nutrition and Dietetics )  71 ( 2 ) 59 - 66   2013年05月  [査読有り]

    共著

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • ETERNAL EXPLORER 症例人間病態論 Vol.2

    加園恵三、太田昌一郎 (担当: 共著 )

    京都廣川書店  2015年03月

  • 疾病の成因・病態・診断・治療

    竹中優 編 加園恵三 他 (担当: 共著 )

    医歯薬出版株式会社  2015年02月

    管理栄養士養成課程向けの教科書

  • ETERNAL EXPLORER 症例人間病態論

    加園恵三 (担当: 単著 )

    京都廣川書店  2013年08月

  • 医薬品ー食品相互作用ハンドブック<第2班>

    Joseph I. Boullata, Vincent T. Armenti (担当: 共訳 )

    丸善出版株式会社  2011年12月

  • 病気と薬 パーフェクトBOOK 2011

    加園恵三他 (担当: 分担執筆 )

    南山堂  2011年03月

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総説・解説記事 【 表示 / 非表示

  • フェヌグリクシードの脂質代謝改善作用と抗肥満作用

    村木悦子、加園恵三

    aromatopia ( 株式会社 生活の木 )  20 ( 5 ) 24 - 27   2011年09月

    総説・解説(商業誌)   共著

  • 臨床で役立つ!ビタミンDの疑問を解決しよう!!⑥

    加園恵三

    薬局(別冊)   59 ( 7 ) 126 - 133   2008年06月

    総説・解説(学術雑誌)   単著

  • Pathophysiological role of aquaporin-2 in impaired water excretion

    Ishikawa SE, Saito T, Saito T, Kasono K, Funayama H.

    Progress in Brain Research   170 ( 1 ) 581 - 588   2008年  [査読有り]

    総説・解説(学術雑誌)   共著

    DOI

  • Pathological role of aquaporin-2 in impaired water excretion and hyponatremia

    Ishikawa S, Saito T, Kasono K.

    Journal of Neroendocrinology   16 ( 4 ) 293 - 296   2004年04月  [査読有り]

    総説・解説(学術雑誌)   共著

  • バソプレシンの制御メカニズム:作用点から

    加園恵三、石川三衛

    LiSA ( メディカル・サイエンス・インターナショナル )  9 ( 12 ) 1150 - 1154   2002年12月

    総説・解説(大学・研究所紀要)   共著

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学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 第2回日本内分泌学会関東甲信越地方支部学術集会支部会長賞

    2004年02月   日本内分泌学会  

    受賞者:  加園恵三

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 高齢者に不足しがちな微量栄養素の補充による認知機能低下予防効果の検討

    基盤研究(C)

    研究期間:  2017年04月  -  2021年03月  代表者:  加園恵三

  • 種々の脂肪酸摂取および直接投与が心血管機能に及ぼす効果の検討

    基盤研究(C)

    研究期間:  2014年04月  -  2017年03月  代表者:  加園恵三

  • 種々の脂質摂取が大動脈機能に及ぼす効果についての検討

    基盤研究(C)

    研究期間:  2011年04月  -  2014年03月  代表者:  加園恵三

  • 魚油の糖・脂質代謝および脂肪肝改善効果の機序についての研究

    基盤研究(C)

    研究期間:  2009年04月  -  2011年03月 

    (1)魚油による糖・脂質代謝、インスリン感受性および脂肪肝改善の作用機序の検討
     そこで魚油の効果が魚油に含まれる脂肪酸、抗酸化物質、未知の因子のどれであるのか明らかになっていないこと、魚油含有量を増加させていくと、インスリン感受性組織への魚油による影響が異なる、という上述した二点の背景を踏まえて、本研究では、糖・脂質代謝、インスリン感受性および脂肪肝に影響する魚油成分を探索し、その作用機序を検討する。第一段階として、魚油の効果が、主として脂肪酸、抗酸化物質、あるいは未知の因子のどれであるのかを検討する。すでに、preliminaryな実験を行っており、その結果、驚くべきことに水素添加し、不飽和脂肪酸を消去した魚油も、未処理の魚油と同等の体重減少効果のあることを見出している。
    (2)魚油とPPAR-αおよびPPAR-γ作用との相違につての検討
     上記のように、魚油には、糖・脂質代謝や脂肪肝の改善効果があることが、これまでの報告や我々の研究室が明らかにしてきたが、その作用機序について、第二段階では、PPAR-αおよびPPAR-γ作用の観点からも検討する。魚油に含まれるn-3系不飽和脂肪酸には、これまで、PPAR-αおよびPPAR-γ作用があることが知られている(Neschen S, et al. Fish oil regulates adiponectin secretion by a peroxisome proliferator-activated receptor-gamma-dependent mechanism in mice. Diabetes.55:924-8.2006)。これらの報告から、魚油の糖・脂質代謝およびインスリン感受性改善効果は、一部は(PPAR-α+PPAR-γ)刺激薬で代償可能であると思われる。しかし、魚油の持つ脳に対する作用(シナプスの可塑性の増強)、ある種の抗がん作用などはPPAR-αおよびPPAR-γ作用とは独立していることが報告されている(Yee LD, et al. Dietary (n-3) polyunsaturated fatty acids inhibit HER-2/neu-induced breast cancer in mice independently of the PPARgamma ligand rosiglitazone. J Nutr.135:983-8.2005、Zhang M, Fritsche KL. Fatty acid-mediated inhibition of IL-12 production by murine macrophages is independent of PPARgamma. Br J Nutr. 91:733-9.2004)。さらに、EPA、DHA等のn-3系脂肪酸は、PGI3やLTB5等に代謝されることで抗炎症作用を示し、この作用もPPAR-αおよびPPAR-γ刺激薬と異なる。
    (3)脂肪酸組成の異なる脂質を利用した検討
    第三段階として、平成20~21年度の成果から、魚油に含まれる脂質を構成する各種脂肪酸について、それぞれがどの程度、糖・脂質代謝および脂肪肝抑制に寄与しているかを推測する。これを証明するために、食餌に含有する脂質の脂肪酸組成を変化させて、その効果を検討する。

その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 非アルコール性脂肪性肝障害および非アルコール性脂肪肝炎に対する食品の予防効果

    提供機関:  民間財団等  財団法人 いきいき健康増進財団 「生活習慣病予防等に関する研究助成金」

    研究期間: 2005年12月  -  2006年12月  代表者:  加園恵三

    本助成金により、以下の研究成果を得た。
    ウェイトリバウンドに及ぼす魚油摂取の影響

    <目的>
     平成16年国民健康・栄養調査によると、20歳以上の肥満者(BMI≧25)の割合は約25%であり、メタボリック症候群の者の割合は約15%であることが報告されている1)。一方で、体重コントロールを実践しようとする者の割合は約6割と高いことが示されているが、運動習慣のある者は約3割であり、残りの者は運動以外から、つまり食事からの体重コントロールを目指しているという状況が明らかになっている。しかし、自分の適正体重を認識している者の割合は約6割であり、約3割の者は過大評価していることも合わせて報告されている。自分の体重を過大評価している者が体重コントロールを食事のみで実践しようとした場合に懸念されることは、極端かつ過度の減量の危険性およびその後のリバウンドがあげられる。上述したように、運動習慣を定着させることが難しい現状を踏まえると、リバウンドを起こしにくい食事内容に関する検討が必要であると考えられる。
     肥満の原因として、食の欧米化および身体活動量の減少があげられているが、食の欧米化の代表的因子として動物性脂肪(特に肉類)の摂取過剰が知られている。肉類に含まれる脂肪とは対照的に取り上げられているのは魚油であり、魚油には抗肥満効果や血中脂質異常の改善効果のあることが知られている2, 3)。かつてからの食文化に加えこれらの効果から、減量のための食事内容を設定する際に肉より魚の摂取を重要視する人は多く見受けられる。しかし、そのことがリバウンドに対してどのような影響を及ぼすのかはあまり知られていない。そこで、本研究ではリバウンドに及ぼす魚油の影響についてマウスを用いて検討した。

    <方法>
     4週齢のKKAy雌性マウスを1週間順化させ実験に用いた。3週間の増量期、2週間の減量期及び1週間のリバウンド期の計6週間の飼育を行った(図1 A))。増量期はアドリブ摂食で飼育し、減量期は2週間で10gの体重減少を目標として、アドリブ時の摂食量をもとに20%~50%の間で摂食量の制限を行い、リバウンド期は再びアドリブ摂食で飼育した。
     実験食は、脂質エネルギー比30%の牛脂(B食)および魚油(F食)を用いてAIN93Gにもとづき作成した(表1)。増量期はすべてB食を与え、増量期終了後2群に分け、B食あるいはF食を用いて減量期の飼育を行った(図1 B))。減量期終了後、この2群を各々B食あるいはF食を用いてリバウンド期の飼育を行った。B食で減量しB食でリバウンドさせた群をB-B群、B食で減量、F食でリバウンドさせたものをB-F群、同様に、F食で減量しB食でリバウンドさせた群をF-B群、F食で減量、F食でリバウンドさせたものをF-F群とした。さらに、コントロールとしてB食を6週間アドリブ摂取させた群(コントロール群)を設け、合計5群とした。
     増量期およびリバウンド期終了直前に4日間の摂食量測定を行い、摂取エネルギー量を算出した。また、増量期、減量期終了後に尾静脈にて採血を行い、血糖、中性脂肪(TG)、総コレステロール(TC)などの血中パラメーターの測定を行った。6週間の飼育期間終了後、4時間の絶食の後、ネンブタール麻酔下にて最終体重を測定し、尾静脈より血糖を測定した。その後、眼窩静脈から採血を行い屠殺した。肝臓、膵臓、白色脂肪組織(WAT)、褐色脂肪組織(BAT)を採取し、各種組織重量を測定した。肝臓からは、Real time PCRにてSterol regulatory element binding protein (SREBP) -1c mRNA量の測定を行った。血液からは、血糖、TG、TCなどの血中パラメーターの測定を行った。
     結果は、分散分析にて解析した後、FisherのPLSD testにて群間の検定を行い、P<0.05をもって有意とした。

    <結果>
    図2は、実験期間中の体重の推移を示している。増量期において、体重は飼育開始時に比べ約15g増加した。その後、コントロール群では継続した体重増加を示したが、減量させた2群では摂食量を調節したことで増量期終了後から約10g体重を減少させることができ、さらに2群間に差はなかった。リバウンド期終了後の体重は、コントロール群と比べ、全ての実験群において有意に減少していた(図3 A))。また、B-B群に比べB-F群において、F-B群に比べF-F群において有意に減少しており、B-B群よりF-F群で有意に減少していた。リバウンド期に算出した摂取エネルギー量は、他の群に比べ、B-B群およびF-B群において有意に増加あるいは増加傾向を示していた(図3 B))。
     次に血漿中TG、TC量について検討した。TG量に関しては、コントロール群と比べ、リバウンド期に魚油を摂取したB-F、F-F群においてはどちらも有意に低値を示したが、リバウンド期に牛脂を摂取したB-B群、F-B群では、B-B群でコントロール群より有意に低値を示したがF-B群ではコントロール群と同程度であった(図4 A))。TC量に関してもTG量と同様の結果となった(図4 B))。
     血漿中のTG、TC量に群間差が認められたので、脂質代謝の主要臓器であるWATおよび肝臓の重量について検討した。WAT重量に関しては、コントロール群と比べ、全ての実験群で有意に低値を示した(図5 A))。しかし、肝臓重量はB-B群、F-B群でコントロールより有意に高値を示し、他の2群ではコントロール群と同程度であった(図5 B))。
     リバウンド期における体重は、コントロール群よりB-B群およびF-B群で有意に減少していたにも関わらず、肝臓重量はB-B群およびF-B群で有意に高かったことから、肝臓重量増加の原因を検討するため、肝中脂質について調べた。粗脂肪量とTG量のどちらにおいても、コントロール群と比べ、B-B群およびF-B群は有意に高値または高値傾向を示し、B-F群およびF-F群では有意に低値を示した(図6)。
     リバウンドによる肝臓重量の増加には、肝中TGの蓄積増加が一因となっている可能性が示唆されたので、肝臓における脂質代謝の調節因子であるSREBP-1c mRNA量を調べた。その結果、コントロール群に比べ、全ての群において減少していた(図7)。また、リバウンド期における血漿中アルブミン量は、コントロール群に比べ、B-F群で有意に高値を示していたが、他の群には有意差は認められなかった(コントロール群:3.2±0.1 g/dL、B-B群:3.3±0.2 g/dL、B-F群:3.8±0.1 g/dL、F-B群:3.5±0.2 g/dL、F-F群:3.8±0.2 g/dL)。

    <考察>
     本研究では、ウェイトリバウンドに及ぼす魚油の影響について検討した。その結果、リバウンド期に牛脂食を摂取することは、摂食量および体重増加をもたらし、肝臓中TG量をコントロール群以上に増加させる結果となった。これに対し、リバウンド期に魚油食を摂取することで、牛脂食でみられた摂食量、体重、肝臓中TG量の増加を抑制できることが示唆された。また、リバウンド期に魚油食を摂取すると血漿中TG、TC量の低下をもたらすが、牛脂食を摂取した場合には減量期に摂取していた油脂の種類によって影響が異なることも示唆された。
     SREBP-1cは、肝臓での脂質代謝の主要な調節因子であり、このmRNA量が増加すると脂質を合成する方向に代謝は亢進すると考えられているが4)、本研究ではSREBP-1c mRNA量はコントロール群に比べ全ての群で減少していた。このことは、B-FおよびF-F群でみられた肝中TG量の低下にはSREBP-1cが関与している可能性があるが、B-B群およびF-B群でみられた肝中TG量の増加にはSREBP-1cは関与していない可能性が示唆された。これは、減量期およびリバウンド期を経ることで、肝細胞が障害を受け、たんぱく合成能が低下した結果である可能性もあると考えられたが、リバウンド期における血漿中アルブミン値がコントロール群と比較して同程度または高値を示していたことから、その可能性は低いことが推察された。肝臓における脂質代謝には、SREBP-1cのみでなくPPARαなども関連していることが知られているため、このような因子も含め、リバウンド期における肝中TG、TC量の調節因子の検討が必要であると考えられる。
     本研究においては、牛脂及び魚油のみで脂質エネルギー比を30%に調整した食事を用いたこと、また、厳しい食事制限により減量期を再現したことなどから、ヒトにおいては非日常的であるが、ウェイトリバウンドに及ぼす牛脂と魚油の影響の違いは明確に示すことができたと考えている。さらに、血漿中のTGおよびTC量において、リバウンド期に牛脂を摂取したB-B群とF-B群の変化に差がみられたことから、牛脂と魚油の違いは、リバウンド期のみでなく減量期の時点で影響を与えていることも示唆できた。Shirmerらは、50名の肥満者に、減量および維持期を実践させた後、γ-リノレン酸を多く含む油脂あるいはオリーブ油を多く含む油脂を1年間摂取させ、減量後の体重増加への影響を検討している5)。この結果では、オリーブ油群に比べγ-リノレン酸群において、有意にリバウンド期における体重減少が抑制されたことが報告されている。魚油に含まれるEPAおよびDHAはγ-リノレン酸と同様のn-3系脂肪酸に分類されることから、本研究結果とこの報告とは一致する結果であり、動物実験ではあるが、ヒトへの外挿の可能性を示すことができたといえる。ヒト研究では明確な結論を得にくい魚油のリバウンド抑制効果のメカニズムについて、動物実験を用い、今後、さらに検討していく必要があると考える。

    <参考文献>
    1) 平成16年国民健康・栄養調査報告, 健康・栄養情報研究会編, 第一出版, 2006.
    2) Mozaffarian, D., et al,.Fish intake, contaminants, and human health: evaluating the risks and the benefits., JAMA, 296: 1885-99, 2006.
    3) Carpentier, YA., et al, n-3 fatty acids and the metabolic syndrome., Am J Clin Nutr, 83: 1499S-1504S, 2006.
    4) Shimano, H., Sterol regulatory element-binding proteins (SREBPs): transcriptional regulators of lipid synthetic genes., Prog Lipid Res, 40: 439-452, 2001.
    5) Scgirmer, MA., et al, γ-linolenate reduces weight regain in formerly obese humans., J Nutr, 137: 1430-1435, 2007.
    図表については、転記ができないため省略させていただきました。

受託研究受入実績 【 表示 / 非表示

  • 高尿酸血症患者におけるアンセリンの有効性に関する研究

    提供機関:   一般受託研究

    研究期間: 2007年04月  -  2008年03月  代表者: 加園恵三

    (1) 研究の意義
    アンセリンは回遊魚の筋肉中に含まれる1-メチルヒスチジンとアラニンのジペプチドで、筋肉の運動能力保持のために不可欠な成分である。焼津水産化学工業㈱において食品素材として販売している(商品名:マリンアクティブ)。この製品は魚の煮汁を原料としてアンセリンの濃度を高めており、アンセリンを10~12%含有する。食経験もあり、食品素材として販売されている経緯から安全性の高いものである。アンセリンには抗疲労効果、抗酸化作用などが報告されており(新薬と臨床 Vol.51, No 6, 2002, New Food Industry 2001 Vol.43, No.9, 特開2002-173422)、更に最近の研究において尿酸値降下作用が認められた(第60回食糧栄養学会発表、特許申請中)。城西大学薬学部 和田政裕教授の研究において、マウスのマイクロアレイ解析においてアンセリンを摂取するとプリン体代謝酵素のHGPRT(ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ)の発現が上昇することが認められ、また尿酸値が低下することが示された(論文執筆準備中)。またヒトにおいてマリンアクティブを毎日摂取すると、7日後に尿酸値が低下することが明らかとなった(特開2004-359663)。しかし、その試験においてはプラセボ群を設定していなかったため、プラセボ効果も否定できない。従って、アンセリンの血清尿酸値低下作用を証明するために、二重盲検の臨床試験の実施が必要であると考えられる。本臨床研究により、アンセリンの新たな機能性を確認することが可能となる。
    (2) 目的
    アンセリンのヒトにおける血清尿酸値低下作用を検討したい。試験食品としては、焼津水産化学工業㈱から提供されたマリンアクティブ(アンセリン10~12%含有)を用いる。
    (3) 方法   
    二重盲検のクロスオーバー試験とする。試験食品は、マリンアクティブをハードカプセル充填したもの(マリンアクティブカプセル)とする。摂取量は1回1錠、1日3回(食前)、水・お湯などとともに飲むこととする。試験食品の内服は1日500mgである。プラセボ食品はデキストリンを充填したハードカプセルとし、用量・用法は試験食品と同様とする。マリンアクティブカプセルとプラセボ用のデキストリンカプセルは焼津水産化学工業㈱が作成し、無料で提供する。マリンアクティブカプセルまたはプラセボは6週間分を一袋とし、AまたはBの記号を貼付する。研究に同意した患者は、服用開始順に1から順番に番号化し、奇数番号の患者はAを6週間摂取し、その後4週間は服用を中止し、さらにその後Bを6週間摂取する。偶数番号の患者は、Bを6週間摂取し、その後4週間は服用を中止し、さらにその後Aを6週間摂取する。AとBのどちらがマリンアクティブカプセルかプラセボであるかは、焼津水産化学工業㈱の共同研究者のみ認知しており、直接患者と接する者には知らされない。上記の方法が滞りなく進行するよう、大宮医療センターの薬局と協力し、薬局窓口から患者に配布する。通院時に試験食品またはプラセボ食品を渡し、6週間毎日摂取してもらう。その際3週間毎に身長(初回のみ)、体重、体格指数(BMI)、ウエスト周囲径、血圧、脈拍、血液検査(血算、総蛋白、アルブミン、AST、ALT、ALP、γ-GTP、Na、K、Cl、BUN、クレアチニン、尿酸、総コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1c、グリコアルブミン)、アンケート調査を行う。摂取期間終了後に4週間の服用なしの期間(Wash out期間)をおき、試験食品が体内に残存しない状態での体重、体格指数(BMI)、ウエスト周囲径、血圧、脈拍、血液検査(血算、総蛋白、アルブミン、AST、ALT、ALP、γ-GTP、Na、K、Cl、BUN、クレアチニン、尿酸、総コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1c、グリコアルブミン)、アンケート調査を行う。その後、摂取食品を変更し、また6週間摂取する。その際3週間毎に体重、体格指数(BMI)、ウエスト周囲径、血圧、脈拍、血液検査(血算、総蛋白、アルブミン、AST、ALT、ALP、γ-GTP、Na、K、Cl、BUN、クレアチニン、尿酸、総コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1c、グリコアルブミン)、アンケート調査を行う。最後に投与期間終了後4週間の服用なしの期間をおき、試験食品が体内に残存しない状態での血液検査、問診、アンケート調査を行う。試験時に尿酸値降下薬、健康食品は服用しない。その他の薬に関しては制限しない。試験期間中は、検査期間中の20週間は日常範囲を大きく逸脱する過度な運動、節食や過食をしないように指導する。検査日前日のアルコールは避けるように指導する。なお、外来主治医が薬物による併用治療が必要と判断した場合には投薬を開始する。

共同研究実施実績 【 表示 / 非表示

  • 陸上競技・長距離選手を対象としたトレーニング中のアミノ酸含有食品継続摂取による筋疲労及び筋損傷に対する効果検証

    提供機関:  味の素株式会社  国内共同研究

    研究期間:  2015年07月  -  継続中 

    陸上競技・長距離選手のトレーニング中の必須アミノ酸混合食品の継続摂取による筋疲労及び筋損傷に対する効果を検証する。先行研究により、ヒトにおいて本被験食品と同様の必須アミノ酸混合食品を1日あたり10.8g摂取することで、運動負荷による筋損傷マーカーの上昇と筋痛の発生が抑制されることが示されているが、本試験においては、より低用量(4g)での筋疲労回復効果を検証する。

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 公募シンポジウム

    Kasono K, Piche A, Bilbao G, Curiel DT

    日本癌学会総会  (京都)  1997年09月  -  1997年09月    日本癌学会

 

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 2018年09月
     
     

    病態学

  • 2015年11月
    -
    2016年01月

    臨床栄養学実習Ⅱ

  • 2015年09月
    -
    2016年10月

    医療栄養学演習

  • 2015年09月
    -
    2016年01月

    栄養療法学

  • 2015年09月
    -
    2016年01月

    臨床栄養学演習Ⅱ

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その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2007年09月
     
     

    臨床栄養学ⅠおよびⅡの実習書(学内用)

  • 2007年03月
     
     

    OSCEへの参加

  • 2006年10月
    -
    継続中

    模擬患者による大学院生の指導

  • 2005年04月
     
     

    少人数制の症例検討会の実施

  • 2005年03月
     
     

    翻訳本「食品ー医薬品相互作用ハンドブック」

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2010年04月
    -
    継続中
      城西大学動物実験広報委員会   (全学委員会)

  • 2010年04月
    -
    継続中
      ハラスメント防止委員会   (全学委員会)

  • 2010年04月
    -
    継続中
      城西大学組換えDNA実験安全員会   (全学委員会)

  • 2008年04月
    -
    継続中
      薬学部生涯教育講座委員会   (部局内委員会)

 

学外の社会活動(高大・地域連携等) 【 表示 / 非表示

  • 埼玉副甲状腺研究会 世話人

    2004年04月
    -
    現在